11月1日のブログ「誰もリクエストしない魚たち」で上の写真をスダレヤライイシモチとして紹介しましたが、スダレヤライイシモチとリュウキュウヤライイシモチ違いはなんですかとい問い合わせがあったので、もう一度洗いなおしてみました。
結果は、すいません・・・、訂正させてください。上の写真はスダレヤライイシモチではなくリュウキュウヤライイシモチの若魚です。
リュウキュウヤライイシモチの若魚の特徴は、尾柄部が白っぽく中央に大きな黒色斑あることです。
この特徴は幼魚ほど顕著に出て、上の写真のように黒色斑というよりも尾柄部が黒いバンド状に見えるのです。
黄色い顔も特徴の一つですね。
その特徴は上の写真の通り、黒いバンドから大きな黒色斑点が現れだし、その前の色が白っぽく見えてきます。
成魚になると黒色斑点は薄れますが、基本黒い領域があり、その黒い領域の前は白っぽくなります。
尾びれも白くはなく少し赤っぽいかな。写真ではわかりにくいけど、第一背びれ先端は黒っぽいかな。
こちらはかなりの老成魚。尾柄部の白い領域は薄れてしまっているけど、基本黒っぽい領域はあります。
よく見ると大きな黒い黒色斑もうっすら見えます。尾びれも赤いしね。
さてズダレヤライイシモチ若魚って一体どんな色彩なんでしょうか。
写真はスダレヤライイシモチの幼魚です。
体側に密に入るラインと、尾柄部の黄色い領域とその中心小さな黒色斑が特徴です。
成長すると尾柄部の黄色い領域と黒色斑は消え、全体が白っぽくなります。
顔もリュウキュウヤライイシモチより黄色くないです。
雰囲気は色のない薄れたリュウキュウヤライイシモチという感じでしょうか。
こちらはスダレヤライイシモチの成魚です。尾柄部は白く尾びれ全体も白っぽいですね。
まぁこんな感じで比べると別種であることがわかりますが、ここまでたどり着くのが実は大変なんですけどね。
でこちらの写真。この個体は尾びれの両端が黒く縁どられています。
これってカミスジヤライイシモチの特徴なんですが、どうやらスダレヤライイシモチの幼魚のようです。
じゃぁ本物のスダレヤライイシモチの幼魚ってどんな子なのでしょうか。
この問題は、まだまだ解決には時間がかかるように感じます。がんばろっと!