「 2016年09月 」一覧

ちょっとパヤオに行ってきました

img_1166

写真は1mくらいのシイラです。
このシイラたちが、目の前をバンバン通り過ぎるのです。
こんな外洋性の表層を泳ぐ種類、そう簡単に見られるものではありません。

う~ん、一眼持っていけばよかった・・・。

で、どこだと思いますか。八丈近海ですよ。パヤオってところ。。
パヤオって何と思うでしょ。

パヤオは、八丈小島から7マイル沖の水深400mの場所にある大きな浮き漁礁のことを言います。

写真はこちら。

img_1200

大きいでしょう。この浮き漁礁は一本のロープで400mの水底に固定されています。
このパヤオのおかげで多くの魚たちが集まり、カツオやマグロたちがこの周りでグルグル回っています。

だから、この周りだけいつもカツオやマグロが安定して釣れるいい漁場となっているのです。

今回ちょっとした調査で潜ってきましたが、ダイビングポイントではありません。

そもそも流れが凄いところなので滅多に潜ることはできないんですけどね。

ちなみに、シイラの他にカツオの大群もいたし、アミモンガラの成魚なんて見られ、ちょー感動してしまった。

また行ってみたいなぁ~。カジキとか外洋性のサメなんかも見られそうな雰囲気でしたよ。

 


analisという学名

dsc_0659

以前からヒマワリスズメダイにそっくりな別種ではないかというスズメダイがいます。

私の出版している「スズメダイ」の図鑑では、便宜上ヒマワリスズメダイのタイプ2で載せています。

フィリピンやインドネシアではよく見られる種類ですが、日本でも西表島などで確認されています。

そのヒマワリスズメダイのタイプ2が、ついに別種になりました。和名タンポポスズメダイ、学名はChromis analisです。
あらら、学名のChromis analisってヒマワリスズメダイに付いていた学名です。ということはヒマワリスズメには新たな学名Chromis xouthosが付けられたのでした。

考えてみれば、このChromis analisという学名、当初はコガネスズメダイに付いていました。

つまりこの時はコガネもヒマワリもタンポポの三種は、一種類とされていてChromis analisと付けられていたのでした。
異議申し立てあり!!と叫んでいても専門家でもないただの素人です。相手にもされてませんでしたが、あきらめずに叫んでみるもんです。

コガネスズメダイはChromis albicaudaという学名となり、ヒマワリスズメダイにanalisが移動。
そしてタンポポスズメダイが新種記載されるとまたまたanalisが移動。
これでやっと、analisという学名がやっと落ち着いたのでした。

識別方法は簡単です。ヒマワリスズメダイは、背鰭先端が赤ぼっいこと。タンポポスズメダイは、背鰭先端が赤くないこと。
幼魚のマワリスズメダイは、体色も背びれも尾びれも黄色いのですが、タンポポスズメダイは、体色はうぐいす色で、背びれと尾びれの黄色がよく目立つことで識別は容易です。

dsc_0122-%e5%be%a9%e5%85%83

 


玉手箱

img_0946

水温28℃、透明度40m、探す苦労などなくなんでも見つかってしまう魅惑の玉手箱。

やっぱり黒潮ってよいですね。

これで台風さえなかったら最高なんだけど、台風が来なかったら来なかったで体も耳も持たないんだけど。

どちらがよいのかよくわからない状況となっている次第です。

写真はナズマドエントリー口を輝かせているキビナゴの群れです。コンテジでパチリ!

そういえば最近一眼使っていないなぁ~。。。