「 2017年02月 」一覧

ちょっとお絵かきと告知

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カメラの水中バランスが悪く、撮影するとポートが知らない間に下がってしまうのです。

今まで平気だったのに、もしかして筋力の衰え、老化・・・、やばぁー!! 鍛えないとと思ったのですが、絶対筋力トレーニングなんてやるわけないので、素直にストロボーアームに2つの浮きを付けることにしました。

もちろん浮きはビーチコーミングで拾った中国製で、これにアクリル絵の具でぬりぬりして、絶対人気の出ないブダイのイラストを描いてみました。

これだったらどんなに同じ器材が並んだって、ひと目で自分のカメラって分かりますね。

ところで、今年も「八丈島みんなの写真展」を琉球酒房 菜酒家FU-KUで開催しますよ。

2016年にいらしたレグルスゲストの写真を3月と4月の2か月間展示いたします。是非期間中見に来てください。

されに付随してオープニングとクロージングのオフ会も開催します。

オープニングは満員になってしまいましたが、クロージングのオフ会はまだまだ余裕があります。
4月7日19:00、ピシッと決めて行きますので、参加者の皆さんとワイワイ楽しいひと時を送りたいと思いますので、是非いらしてください。

ブタイのお話し付き、、っていらんか。


棚の牡丹餅

きのうのブログで二枚のカスミヤライイシモチの幼魚の写真を紹介したところ、ある方から一枚はヒラテンジクダイの幼魚の可能性はないですか、というコメントがありました。

こちらの写真ね。

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写真は専門家にも見せているんですが、今回はその回答を鵜呑みにしてしまいました。

いかんいかんですね。調べたらまさにヒラテンジクダイの極小幼魚でした。もちろん専門家にも見せて確認しました。

ネット上に出す利点は、間違って出したら誰かがすぐに突っ込んでくれること。

本当にありがたや、ありがたやです。このステージの極小サイズって生態写真ないんですよね。

まさに棚から牡丹餅てす。

この極小サイズのヒラテンジクダイの側にはこんなのもいました。

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コンゴウテンジクダイのおチビです。この種類の写真持っていなかったので、ちょーラッキー、カスミヤライイシモチの幼魚を探していたらこんな出会いもあったのです。

棚から牡丹餅もう一個です。

こちらはヒラテンジクダイの老成個体です。

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ヒラテンジクダイと言えば、枝サンゴの隙間に頭を突っ込んだ姿が印象的なサンゴに依存しているテンジクダイです。南のサンゴ礁ではごく普通に見られる種類ですね。

でもこの老成魚は、サンゴ礁の下に空く大きな穴の奥の奥の方にいました。老成魚ってこんなところにいるんですね。

これは穴に入りたい症候群の私が、絶対誰も入らないであろう穴に入ったから見つかったのだと思います。

こちらは棚の牡丹餅を取りに行ったって感じですかね。

まぁとにかくお腹いっぱいになりました♪


モアルボアル8

今回の一番の目的はカスミヤライイシモチを撮ること。

モアルボアルにいるかどうかは分からないけど、この種は分布広いし、セブ島だし、生息域のどストライクなんじゃないかなぁ~と勝手に思って狙ってみました。

ファーストダイブ、さっそく岩陰で見つけました、カスミヤライイシモチ♪

と思ったらアレンズ・カージナルフィッシュでした。紛らわしい・・・。

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一本潜ってみてこの環境はいないなぁ~と思い、こりゃ聞いた方が早いということで、エメラルドグリーンの兼多さんにリクエストしてみました。

もちろん思った通りの環境に連れててって頂き、思った通りの枝サンゴの群生でたくさんのカスミヤライイシモチがいたのでした。やっぱりガイドは現地ガイドに限りますね。

図鑑に載っているような正しくカスミヤライイシモチって個体がたくさんいました。

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もちろんこの基本のタイプの成魚は押さえるのですが、これより小さい若魚ステージ、あわよくば幼魚がいたらよいなぁ~と探してみました。

成魚がごちゃごちゃいる中に、尾びれ付け根が黄色く黒斑のある若魚もたくさんいました。

このステージの特徴は尾びれ付け根の黄色地に黒斑と体側に多数入るラインです。

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さらに小さい個体は体側のラインが四本になるのですが、残念ながらここには四本だけの幼魚は見当たらず、四本から多数のラインがうっすらと入るステージも見つかりませんでした。

こんな時は思っいき場所を変えて探してみることにしています。

いました、いました。体側のラインが四本の子。よく見ると薄く五本目?らしきラインが。。

カスリヤライイシモチの幼魚っぽいですね。

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こちらはもっと小さい幼魚。やっと四本のラインが出始めた個体です。

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まぁでも、この二枚の写真がカスリヤライイシモチの幼魚と断定したわけではありません。まだ推測の域です。

断定するには、幼魚の四本のラインから多数のラインが薄く出る幼魚の写真を撮らなければなりません。

やっぱりもう一度モアルボアルに行かないとダメですね。