「 2018年08月 」一覧

赤旗

夏の時期の底土は海水浴の海岸に変貌するので、海水浴客のために沖にブイが設置され、そのブイを超えての海水浴は禁止され、監視台から厳重に見張られている。
また海水浴が安全にできるように、海が海水浴に向かない海況になると黄色い旗が立てられ、海水浴は注意してくださいとなる。
海水浴ができないような海況になると赤旗が立てられ、全面的に海水浴が禁止される。

ここ数日ダブル台風のおかげで、底土しか入れない日が続き黄色い旗が立てられ海水浴客に注意が呼びかけられている。

この海水浴客の注意はダイバーにも適応され、堤防先からエントリーしているのだが、堤防に大きな波が当たり砕けたときは、堤防の手前で立ち入り禁止の立て札が立てられ、入ろうとすると注意されて行けないこともある。

まぁそれでも連日黄色い旗が立てられていて、監視員の皆さんのおかげで何事もなく何とか仕事をこなしているので感謝している。

そして今日、朝方の旗を見ると黄色い旗がなびいている。海を見ると大うねりでとてもではないけど入れる状況ではない。

でもそのあとすぐに赤旗に変わっていました。ご苦労様です。

赤旗、、新聞ではないよ。。

やっぱ赤旗と言ったらこっちだね♪


新種記載、その名は

もう18年になるだろうか。初めて八丈島でピグミーシーホース(学名Hippocampus bargabanti)を見つけ、八丈島にもいたんだねぇ~と喜んだのは。

その後各地域でこのピグミーシーホースが見つかり、この年は正にピグミーシーホースの話題で盛り上がったものです。

それと同じ時期にもう1種のピグミーシーホースがいました。こちらも八丈島を中心に見られた種類ですが、日本でしか確認できなかったので、ジャパニーズピグミーシーホースと呼んでいましたが、ちょっと長ったらしいのでジャパピグと略して呼ぶようになりました。

もちろん和名もなければ学名もありません。タツノオトシゴ属の1種、つまり未記載種です。

そのジャパピグが初めて図鑑で紹介されたのが「Seahorses,Pipefishes and Their Relatives」Rudie H.Kuiter著、という洋書です。

そして今年の春、正式に名前を付けたいという依頼があり、喜んで協力したました。でも一つの条件を付けましたが。

それは和名の頭に八丈島を入れることです。

論文はZooKeysから発表されました。学者さんはGraham Short, Richard Smith, Hiroyuki Motomura, David Harasti, Healy Hamiltonです。

そして和名はハチジョウタツです。頭にちゃんと八丈島が付いてますねぇ~。。

驚くのは学名。Hippocampus japapigu

種小名がなんとジャパビグなんです。学名も素敵♡♡♡

皆さん、このタツノオトシゴを見たら、ハチジョウタツでもジャパピグでもよいんで呼んであげてくださいね。

さて今度は、ピグミーシーホース(学名Hippocampus bargabanti)の方に和名が付く番かな?