入院と足りないもの

突然の手術と入院。どうやら慢性硬膜下出血で倒れたらしい。外見からは殆どくも膜下出血の症状と変わらない。

しかし慢性硬膜下出血は脳の外側と頭蓋骨の間に血栓ができて脳を圧迫するだけ。もしくも膜下出血は脳の血管が切れていたら今の自分はないな。くわばらくわばら。。
手術で脳の外側の血栓を取ったら元に戻った。本人気が気が付いたら「ここどこ?」と記憶なしだったんですけどね。

術後、元気に歩いちゃったりしてたら看護師さん心配してた。もちろん後遺症はなく、まったく元の自分に戻っているので、入院生活はとにかく暇すぎ。

まぁこんな機会もそうないので小説でも読もうかと子供に言って買ってきてもらった。

入院中四冊も読んでしまった。久々なのでなんか新鮮だったなぁ~。

その中で「夢をかなえる象」という自己啓発本みたいな内容の本に出合った。

ガネーシャという人間の体にゾウの鼻、4本の腕を持ったインドの神様がだめだめサラリーマンに教えを説き成功に導くのだが、いやぁ~この象の神様が関西弁を話し、友達がお釈迦様で、神様らしくないはちゃめちな行動に完全にはまってしまった。

ガネーシャの成功への助言はいろいろあり、その中で自分に足りない部分を見つけた。おーこれ実行する価値あるかも。。さっそくやってみたいと思う。

この本の後に「コンビニ人間」という小説も読んでみたのだが、「夢をかなえる象」の考えとは真逆な生き方がかなり衝撃的で、人って幸せと思う生き方はそれぞれ違うんだなぁ~と実感した。でも社会の歯車になることの幸せは私にはよくわからんです。

そんなこんなで小説漬けの入院は終わり、元気に島に戻ってきました。抜糸もして傷口もふさがっているのですぐにでもダイビングと思ったのですが、たまには先生の言うことを聞いてもうしばらく海はお預けということにしておきます。