もう18年になるだろうか。初めて八丈島でピグミーシーホース(学名Hippocampus bargabanti)を見つけ、八丈島にもいたんだねぇ~と喜んだのは。
その後各地域でこのピグミーシーホースが見つかり、この年は正にピグミーシーホースの話題で盛り上がったものです。
それと同じ時期にもう1種のピグミーシーホースがいました。こちらも八丈島を中心に見られた種類ですが、日本でしか確認できなかったので、ジャパニーズピグミーシーホースと呼んでいましたが、ちょっと長ったらしいのでジャパピグと略して呼ぶようになりました。
もちろん和名もなければ学名もありません。タツノオトシゴ属の1種、つまり未記載種です。
そのジャパピグが初めて図鑑で紹介されたのが「Seahorses,Pipefishes and Their Relatives」Rudie H.Kuiter著、という洋書です。
そして今年の春、正式に名前を付けたいという依頼があり、喜んで協力したました。でも一つの条件を付けましたが。
それは和名の頭に八丈島を入れることです。
論文はZooKeysから発表されました。学者さんはGraham Short, Richard Smith, Hiroyuki Motomura, David Harasti, Healy Hamiltonです。
そして和名はハチジョウタツです。頭にちゃんと八丈島が付いてますねぇ~。。
驚くのは学名。Hippocampus japapigu
種小名がなんとジャパビグなんです。学名も素敵♡♡♡
皆さん、このタツノオトシゴを見たら、ハチジョウタツでもジャパピグでもよいんで呼んであげてくださいね。
さて今度は、ピグミーシーホース(学名Hippocampus bargabanti)の方に和名が付く番かな?