「 2017年12月03日 」一覧

ライト撮影のすすめ

私のお気に入りのコンデジは、Powershot S100です。

ガイド中にぶら下げていて、ゲストが撮影に夢中になっているときなどサクッて撮ってます。

以前まではストロボを発光させての撮影だったけど、最近のライトが大光量になったおかげで、ストロボなしでも十分撮影が可能となりました。
ピントが合っているのにブレている殆どの原因は、動く被写体を撮影しているか手ぶれによります。

これを防ぐにはシャッタースピードを速くすればよい。

一眼レフみたいな同調スピードによるシャッター速度制限がないコンデジは、いくらでも速いシャッターが切れるんだけど、光量のない内臓のストロボでは光量不足となり、高速シャッターにしてしまうとアンダーな写真を量産してしまいます。

ところが大光量のライトを使うと高速シャッタースピードが可能となります。

ライトはINON LF800N。800ルーメンという大光量のライトです。これに集光レンズを付けて照射角を30cmから15cmまで絞ります。もろスポットですね。

スヌートはこれで撮りますが、これ実はスヌート以外でも活用できるのです。

写真はシコクスズメの幼魚。大きさは3cmもなかったとても小さな子です。

 

ライトをカメラに取り付けてしまえば、楽に照射できますが、正面からだと味がなくなってしまうので、ライトは手持ちでいろいろな角度から照射できるようにしています。
ポイントは測光モードをスポットにすること。

被写体、この場合シコクスズメですが、こちらに一番明るい部分を当てて測光させて適正露出を求めさせます。

するとシャッタースピードがなんと1/600の高速シャッタースピードになります。これだったら少々の手ぶれであろうと相手が動いていようとカッチリ捉えることができます。
しかも集光レンズのおかげで明るいところと暗いところのメリハリができて雰囲気のある作品に仕上がります。

「惑星を回るシコクスズメ」という感じでしょうか。

しばらくこのライトでノーストロボ撮影に没頭しそうです。

撮影データー

ノーストロボ シャッタースピード優先モード 1/600 ISO200 ホワイトバランス オート

測光モード スポット測光