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「石垣島編2」 経験と感

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shishi_kamera今回の狙いの一つであるシロオビブダイ。図鑑では山渓の「日本の海水魚」とハンディ図鑑の「日本の海水魚」にしか載っていなくて、しかも分布域ないでも少ないと書いてある。実際ネットで検索しても、えっこれだけしか写真ないのと思うほど少ない。

これは、石垣行ってもなかなか撮れないなブダイだなぁ~と思っていたのですが、ファーストダイブで普通に見られ、あれここのポイントに多いのかなぁなんて思ったら、おいおい毎回出会うじゃありませんか。

なんだ普通種じゃん!! これだったらまだ解明されていないメスもゲットできるかもです。糸口は他のブダイと違った独特のフォルム。

この形を頭に叩き込み、オビブダイとかハゲブダイとかのメスの群がりに目を凝らすと、あららちゃんとシロオビブダイのメスがいるじゃありませんか。

なんでわかるかって言うと、、、う~ん、これは経験と感のみかな。言葉では説明できません。

でも絶対、100%シロオビブダイのメスですね。

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あとは、このステージからオスに変わる個体を見つけるだけですね。

まぁ普通種なので3日目で見つけちゃいました。立証終わり。産卵の確認する必要もなかった。


「ベラとブダイの旅」石垣島編

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shishi_kamera今回は沖縄本島4日間、その足で石垣島へ行って4日間の計8日間の私にしては凄い長い一人旅です。

この日数が私の限界かも。これ以上の日数は体力的というよりも精神的に無理だね。

さて石垣島でお世話になったのは、以前から行ってみたかったダイブマンです。まぁお魚に詳しいこと。要望する種を的確に教えてくれる素晴らしいガイドさんですね。

私だから放任だったのかもしれませんがかなり好き勝手やらせていただきました。おかげで1ダイブ目でお目当てのブダイを何種類もゲットしてしまい、後半かなり余裕がでてしまったほどてす。

その余裕で何種類かのブダイのメスも解明しちゃった。やっぱ自分で解明するのって楽しいですねぇ~。。

写真はタイワンブダイの婚姻色となったオスです。写真では色がありますけど、水中では真っ黒で、体側のところに白い斑点が目立つ地味なブダイでした。

最初見たときは何だかわからなかったけど、観察していたら白い斑点が消えてタイワンブダイになっちゃったんです。

こんな情報図鑑にも載ってないし、聞いてないよーって感じ。かなりびっくりした出来事だったんですよ。

やっぱり自分の目で見て撮影するってとても大切なことだと、改めて認識したのでした。


沖縄本島編4

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shishi_wakaruナズマドでザトウクジラ狙うも我々よりさらに浅いところを通過し不意をつかれて写真が撮れなかった・・・。

明日こそ撮ってやるぅぅぅぅ~!!!

ってことで、「ベラとブダイの旅」沖縄本島編です。

ブダイの中でもイロブダイのオスとメスの撮影は必須。そのイロブダイたちがいるポイントに入れたのも最終日でした。

確かにイロブダイのオスもメスもいます。ただ20m先くらい・・・。

これではさすがに撮れないので、相手を脅かさないように近づこうとすると、その仕草だけで、ぱーって視界から消えていきます。
撮りたい。でもまたまたぱーって視界から消える・・・。そんなことを繰り返してたら、一度だけうまく寄れ、よし今だっとカメラを向けた瞬間、根に隠れてしたったのでした。

イロブダイって幼魚の頃はいくら寄っても逃げないおばかな子のくせに、大人になるとまじやばいくらい警戒心強いブダイでした。う~ん、困った。これでは写真が撮れないぞ。

写真は成魚ではなく若魚のメスです。こちらも近づくとすぐに根に入ってしまいましたが、まぁ大人ほどではありませんでした。

それにしてもイロブダイって、小さいときはきれいだけど、大きくなると地味なイロなしブダイになるんですね。


沖縄本島編

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shishi_kameraベラとブダイの旅、沖縄本島編ってことで、絶対撮りたかったシチセンベラてす。

シチセンベラってあまりネット上で出てこないので、てっきり珍しい種類かと思ったら結構普通にいるんですね。

即日でゲットし、しかもサイズ違いでいろいろ撮れました。でもサイズが違っても色彩はみんな一緒なので写真で見るとその大きさの差はわかりません。

写真は6cmくらいの大きな幼魚だったかな。色はもう大人の色でしたが、背びれと腹びれ臀びれに黒点が四つある幼魚の特徴を残す子でした。
この子が撮れただけでも大満足の沖縄本島のダイビングでしたね。


クジラのちカメ

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shishi_kameraよし、今日はナズマドからクジラを狙おう!!

せっかくビーチなので、カメラはノーストロボのクジラ仕様ではなく、ストロボもつけていっちゃおーっと。。

ところが潜行と同時にタンクの残圧見たら50だったのだ。残タンクだこれ。面倒だけどすぐに上がってセットし直しです。おいおい、プロなんだからセットしたら残圧すぐに確認しろよって言われちゃいますね。

ところが車に積んであった予備タンクはすべて10Lだったのです。これでくじら出たらエアー切れしちゃうかもと一抹の不安を懐きながら沖へ。

その沖の先の方で、みいさんがフジツボ付きの巨大アカウミガメを激写しているところを発見!! この間の奴だ。

よしせっかくワイドなんでクジラ前に一発撮って置こうと思ったのが失敗でした。奴を追って撮影していたら息が上がって上がって・・・、終わったときには残圧100を切ってしまったのでした。

一応くクジラ待ちはしましたが、もしここで出たら確実にエアー切れになっていたましたね。

よかったクジラでなくって。。(笑)


サメ祭り行ってきました♪

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八重根のうわさのサメに会いに行ってきました。

沖縄に行く前、赤間ダイバーズインの赤間さんから電話があり「加藤くん、八重根の堤防先端でメジロ系のサメが何匹が出ているので行ってみな」という連絡が入り、勇んでいったものの、残念ながら出くわすことなく終わってしまいました。

そして沖縄の撮影旅行が始まり、毎ダイブ、ブダイ奪取をやっている頃、八丈島では八重根でサメ祭りが開催されているのでした。

えーん、私もサメ祭り参加したいよぉ~と指をくわえていたんですが、三日前に八丈島に戻り、発送したカメラもようやく届き、今日やっと行くことができたのです。

八重根堤防先端は流れもあり、ツバメウオの群れやツムブリの群れ、シマアジの群れががんがん回遊していて、八重根が湾内の静かなポイントととは思えないほどの外洋の海でした。

普段はここまで来ませんもんね。釣り人の邪魔にならないよう、流れに乗って沖で待機。

するとツムブリの大群に囲まれた3m近くある大きなメジロ系のサメがやってきました。かっこいいぃぃぃぃ~!!

でも寄らせてくれません。かなり警戒心が強いです。こんなときは追いかけたら撮れません。静かに中層に浮いて近づいてくるのを待ちます。

来たー!!! でかぁー!!! 惚れ惚れするー!!!

下の写真は近づきすぎで、くねって反転して逃げる前のカットです。恥ずかしがりやなんだからぁ~。ちょっとはアタックかけてよと思うのでした。

満足満足♪

さてそのサメですが、調べてみたら八丈島に多く生息するクロヘリメジロザメという種でした。

 

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持っているようで持っていない

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shishi_okoruどうしても撮りたかったシロクラベラ。

今回は沖縄本島も冬型のせいか、冬場によく使われる金武湾が中心になってしまった。

そう、有名なレッドビーチのある周辺かな。内湾でシルトの砂となっているので透明度はいまいちです。でもここには私が撮りたいシロクラベラがたくさんいるところなんです。

毎回潜るたびにシロクラベラに出会いますが、若い個体からメスばかりです。

津波古さんに「大きなオスは撮れませんかね」と聞くと、「加藤さん、僕でも滅多に会えないので出会うことさえ無理です」ということでした。

ところが出会っちゃったんですね~。しかも1mクラスの巨大な老成のオスでした。

「加藤さん、もっていますねぇ~」と津波古さんも言っていましたが、このチャンスをものにしなければ。。

ところが濁りすぎてフォーカスがジーコジーコいってピントが合いません。シャッターもきれません!!!

オートフォーカス・・・。

新しいカメラにしたらオートフォーカスがよく利き、これだったらマニュアルじゃなくてもいいじゃんと、ちょっとした怠けが、この肝心なときに仇となったのでした。

くそー!! もうオートフォーカスなんて使わない!!!

写真は近くの岩にフォーカスロックしてから撮影したので、去って行く姿となってしまったのでした。これはさすがに使えませんね。
で、こちらはメスの写真です。きれいなベラですねぇ~。。あ~くやしい。

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沖縄本島 ファーストダイブ

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shishi_kamera沖縄本島と石垣島へ撮影ダイブに行ってきました。もちろん八丈島で見られない種類のブダイとベラのみ限定です。

今回お願いしたのは「潜水案内」津波古さんのサービスです。凄いガイドさんです。私の要望するベラもブダイも的確に案内してくれます。

そもそも魚の種類をよく知っていて、一緒に潜っていても本当に気持ちよくダイビングさせてくれるガイドさんですね。

さて初日は、ハゲヒラベラ・ホシヒラベラ・ヒラベラ・タテヤマベラと砂地に生息するベラたちのいるポイントです。

1ダイブで4種類でも、一種に付き最低でも雄雌、できれば若魚と押さえなくてはならないので、一種三点で12パターンの撮影となります。

かなり大変と思ったら、津波古さん、次からづきへとこの4種を各ステージごとに案内してくれたのでした。

はい、終了!!! 30分くらいで終わっちゃったかな。あとは余裕で他のベラとブダイ撮ってました。

写真はその中の一種ホシヒラベラのオスです。この系統は停止していても泳ぎ回っているときでも、各鰭は閉じていることが多いのですが、この一枚だけ広げてくれたベストショットです。

いや~、こんな感じでテンスたちが撮れたらうれしいんですがね。

 


ベラとブダイの旅

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shishi_wakaruしばらくベラとブダイ撮影の旅に出ます。

どんな子たちが待っているのだろうか。これで終わればいいんだけど、多分もう一回くらい行かないとダメだろうねぇ~。

とにかくちょっと留守にします。週末スタッフは空いているので、スタッフを遊ばせないためにも是非遊びに来てください。

12月からは「冬のダイバー応援キャンペーン」もあるしね。宜しくお願いします。

 


お手柄と竜巻

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shishi_wakaru今日はしょうたが見つけたオカマ、いやオナベ、まぁどちらでもいいや、メスからオスへと性転換中の子を撮ってきました。

先日しょうたが深いところで夢中で撮影していたんで、何がいたのと聞くと、ヤマシロベラがいましたって。。

おいおい、あんな深いところにヤマシロベラいるのかぁ~と突っ込んだら、段々あやふやな返事となり、最後にはシラタキベラかもという返事に変わっていったのでした。

写真をみて、ピンポーン!! でもこれではあやふやな返事になりますわな。シラタキベラの特徴である体側の黄色い模様、写真ではうっすら黄色く見えるけど、水中ではまったくわかりません。しかも赤っぽく見えるし。こりゃ間違えるのも無理ありませんね。

ところでその撮影中、沖の深い砂地を見ると、何もないはずのところに直径2m高さ10mの柱がそそり立っていました。

えっなんだろうと近づくと、なんとそれは砂の竜巻だったのです。そういえば沖はとんでもない激流だったので、この場所にその流れが入り込み竜巻を起こしたんですね。

危なく近づくところでした。くわばら、くわばら。。でもワイド持っていたら近づいたかもね♪